創だらけの詩

「何にも感じない体をください」
そう何度も泣きながら 詩(うた)を書いてる

浅すぎる僕を見透かされないように
それらしいリリックで飾る
君の行く先を照らすような言葉
あるなら 売ってよ

「何にも感じない体をください」
そう何度も泣いたけど
“歌う”
それが僕の Mission God-Given

「ほら まだまだやれるんでしょ?」
「覚悟はできたんでしょ?」
神が叫ぶ 深夜二時!

吸って 吐いて 声 嗄らして
呼吸(いき)の限り 歌うから
どうか どうか 君は笑ってくれ

深すぎる自己嫌悪に呑まれないように
書いては消すを繰り返す
苦しいよ 人生何周分 心を切り刻めば
完成するんだろう?

失くしようのない 生きる意味をください
敗れ続けても
“歌う”
それが僕の Ace in the Hole

「ほら Tick-Tack Tick-Tack 聞こえるでしょ?」
「寝てる暇も無いでしょ?」
神が煽る 深夜四時!
早く届けなくちゃ 熱い内に歌わなくちゃ
僕の闇を どうぞ 喰らってくれ

今 ステージの幕が開く
ありとあらゆる苦悩は この日のため
ちっぽけな生き様を この詩に乗せるから
どうか どうか 拳を振ってくれ
「まだまだやれるんでしょ?」
「覚悟はできたんでしょ?」
神が降りる 黎明五時!
まだまだやめないから 歌い続けるから
どうか どうか 世界よ 聴いてくれ
何にも感じない体はいらない
そんな 創(きず)だらけの詩
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