君のかけら

割れた砂時計を逆さまにしたまま
心を吹き抜ける風
この手に抱き寄せた柔らかな温もり
あの日に置き去りのまま

君のかけら拾い集めて
海の底に空を探す
愛されてたそんな記憶が
その心に残ればいい

蜃気楼の中に揺れる愛しい日々
明日を夢見る瞳

覚えたての歌 口ずさんで
子供のように はしゃいでいた
月の影がいつも寄り添って
その先へと歩き出せる

幸せを願える
誰かが笑うそれだけで
優しい光に包まれる
例え逢えなくても

君のかけら拾い集めて
海の底に空を探す
愛し合えたそんな記憶が
手を繋いで微笑むから
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