fever

月世界旅行の途中乾いて行く君の胸を
それで間に合うなら僕が歌を書こう
改札は通れないけど空は飛べると吹き抜けて
『仕掛けのないオレンジの方が好き』と

神様作のビターな世界が振り向かなくても
振り向かなくても

トイに飽きたらない子供たち
恋人の息は白く
バスの最後列
それぞれの熱を待って

銃声の上にある祝祭の熱狂に急かされて
イヤホンの中に迷い込んで

『白い車で許すよ』
まだ雨に滲む前の
紙に落としたインクの
言葉を見逃さないで

君だけは 涙の流し方を間違えないでってベイベー 歌いたい

土曜日ざわめく最悪の目覚め
行方もなきものたちの群れ
少しだけ遡り 金曜日 空に帰る熱
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