低い飛行機

きみと雷を見た午後 私ずっと覚えてる
並んだふたつの思いは 低い飛行機に乗せて

ごろごろと鳴きながらきみの懐に簡単に入った
ぬくもりが今になってこんなにも寂しい

安全な声だけを聞いて育ったフルーツの実
もぎたてのあの人には敵わないかもしれないけど

きみと雷を見た午後 私ずっと覚えてる
並んだふたつの思いは 低い飛行機に乗せて

一生かと問われれば ためらう心を斬新な瞳で
どこまでも連れ去ってほしい こんなにも好きよ

名前も付けられないまま 撫でられる猫には
いつかご馳走してあげる 愛情たっぷりプレート

きみと雷を見た午後 私ちょっと泣いてた
並んでひとつになる思いは 低い飛行機に乗せて
遠く遠く先へ
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