20才のモノローグ

シャワー浴びた素肌に バスローブ
濡れた髪 そのままにしてぼんやり
鏡見てる飾り気のない私
一番好きなの

ルージュ似合い出したくちびる
胸の奥 少しとまどってるの
いつかきっと素顔が嫌いになる
そんな気がして

朝の気配 感じながら
今日を手ばなしたくない心
夜明け前の 蒼い時間
それは20才のモノローグ

ねェ いつだって知らん顔で
まばたくデジタル
足踏みしていたら心だけが
おいてきぼり

朝の気配 近づいてる
今日は昨日に変わってしまう
かすんでゆく 月の光
ちょっとせつないエピローグ

あなただけには
ルージュを頼らないで
愛されたいの

ねぇ 少しずつ追いつくから
急がせないでね
素顔を好きなまま 私らしく
大人になる

朝の気配 もうすぐそこ
今日は昨日に変わってくけど
東の空 頬染めたら
それは明日のプロローグ
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