spilled milk

叶わない願いも 届かない想いも
まだ胸の奥で彷徨ったまま
ずっと消えないよ

あの日 何かが変わるような
予感が少しだけしていたの
はやる心隠してた

無数の人がひしめく中で
あなただけ輝いて見えた

ざわめきが突然静寂となり
その瞳から目を逸らせなくなる

言葉を忘れて 呼吸も忘れて
瞬きさえ出来ずに立ち尽くした
理由はいらない 答えもいらない
初めて生まれた感情の
深い海に溺れてたの

甘い痛みが波紋のように広がって
すべて塗り替えられていく
運命がわたしの足元を取り囲み
あなたに出会う前の自分がもう思い出せない

何を間違えてしまったのだろう
どうしたら失わずに済んだのだろう
狂い始めた歯車に気付かず

あなたの笑顔も あなたの仕草も
まだ瞼の裏に焼き付いたまま
悲しい祈りも 途切れた未来も
わたしの中で生きている
もう一度だけ叶うのなら
ねえ会いたいよ
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