面影

陽だまりで温まってたブランケットのあたたかさが
あなたに似ていただけ
目覚めればひとり

いつまでもあなたを夢に見るの
忘れようったって忘れられやしないよ
別にそれでも構わないよね
おはよう愛しい人

あんまりにも自然にずっと一緒だと思ってたから
無邪気に約束をちりばめ過ぎたね

知りたいと言われて見せた箇所に
戸惑わせてしまう夜があっても
ずっと近くに居てくれてた
それが何よりもあなたの答えだと思っていたよ

風は春の匂いがして
空はどこまでも青すぎて
街はとても賑やかで
こんなにひとりだ

居ない事を思って寂しかったり
居てくれてた事を思って笑えたり
季節を越えて行けるのなら
ちぐはぐでも良いよね

商店街のパン屋のコーヒーがさ
美味しいらしいっていつか話していたよね
ひとりで先に行っておくよ
それじゃあね、愛しい人

またね、愛しい人
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