Rainof○○○

ひと晩乗り越えられれば
寂しさはやわらぐでしょう
だから誰にも言わない
夜が明けるまでがただ遠い

踏み出してく毎に強くなる雨
平気そうなフリはもはや誰のためなの

誰のせいにもしない代わりに
どこまでも自分を雑にしてるけれど

誰かが傘を差し伸べるのを
どこかで待っている

その辺のコンビニで買った
適当なショートケーキも
疲れたから割り箸でかき込んで
気分を持ち上げて

マイナスは別に一人きりでも
ゼロにもプラスにも出来るけど、それでも

強い人にはなれず終いで
半端に器用な人になるばかりで

誰かが傘を差し伸べるのを
どこかで待っている

乾かしている濡れた上着の
裾から零れる水滴を眺めて

誰かが傘を差し伸べるのを
どこかで待っている
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