夏の幻

遠い昔のように 足跡を重ねて
歩き疲れて座り込むまでそばにいてもいい?
大人になることに 目を背けてたけど
背が伸びるように影が伸びてく それに触れたくなる

夢の代償は つまらないこの人生だ なんて思いたくないわ

変わらない日々の喧騒が モノクロのこの感情が色付きますように
終わらない日々の想像も 動かないままの秒針が溶かしてゆくように
波の奥に陽が落ちれば夏が来るから

忘れたくないこと 覚えててほしいこと
言葉以外の何かでちゃんと伝わると信じてる

さよならも言えないまま 未来を望むほど苦しい
それでも歩いてゆくあなたを
見つめていたいと思ってしまうの

夢の代償は 美しいその人生だ なんてただの願いだ

繋げば輪になる想いは
重なればそれは祈りだ 思い出せなくてもいい
届かないこの世界から あなたの名前を呼ぶわ
振り向かないでいい

変わらない日々の喧騒が モノクロのこの感情が色付きますように
終わらない日々の想像も 動かないままの秒針が溶かしてゆくように
波の奥に陽が落ちれば夏が来るから
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