ガリバー2

でかい音でレコードかけた。ねぼけ眼で君が起きた。
わかっちゃいない。わかっちゃいない。なんにも。
君がじゃない。君がじゃない、僕が。ダッセエな。

触れたならこわれそうだった。触れたならこわれそうだった。
君がじゃない。君がじゃない僕が。
僕の指が。
僕の指が、ねぇホラ
ブッ壊れ。
「ひどい?」最後のやつを、僕は使う。使ってしまう。
灯りを...そう。 消そう。
延滞したビデオを見よ。医療の最先端てやつはすごいね、僕を見ろよ。
こう...。

『プーティウィッ?でしょ?』

もう、2度と言うなよ、おまえは鳥じゃない。
...僕もね、鳥じゃない。

君がからだをsellことを、僕が悲しまないわけを。
春が来て、春が来て、僕ら目黒川沿い。
桜に埋もれてしまう。

なあ...! おれら、間の超微細な時差が
サビシサやカナシサやウレシサの
うっせぇなうっせえよ

僕はなんにもわかってない。
自分のファンタスティックなからだのみを信じる。
歌を。詞を。書くとき発汗するんだ

心配しないで。平気だよ
色んなヤバやつ 見てきたんでしょ?
ごめんな。テグジュペリ読んだ?
海底に住んでんの。
おれが震えたくらいでそんな泣かないで...。
泣かないで 泣かないでよ...。
泣かないで 泣かないで。
ねえ。 心配症
すぐよくなる。ぜったいな。

灯りを…そう。
灯りを…そう。
灯りを…そう。
消そう。

延滞したビデオ、ビデオ見よ。
医療の最先端てやつはすごいぜ、ホラ。
泣かないで 泣かないで 泣かないでよ。
泣かないで 泣かないで もう

言いたいな
おれ おまえの声が おまえの目が
おまえのアイディア、本名、しぐさ、料理が本当。
うまく言えない。

一緒なんだ そうだった。

僕は大丈夫さ、どこも痛まない。
僕は大丈夫さ、どこも痛まないから。
そばにほら、そばに。

最低か?ってなワケ無え。
最低か?ってなワケ無え。
君のからだに歌を描こう。
君は綺麗で、僕も綺麗だから。

知ってた? あ、待ってて。
爪短いんだよ。プルタブ開けらんない。

僕らの恐怖を混ぜ合わせよう。
体温だけは、信じてられるかな。
こわばる。冷たい汗。
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