廻る水滴

夕立が酷くなる雨に拍車をかけた
黒ずんだ心臓は肩を落とす
僕の四肢は哀れめいている
誰かもっと上手く使ってくれ
信仰に救いを求める前に
僕を救ってくれないか

明日が来る頃救われる僕を愛してくれる誰かが
空を舞う雲に涙するうだる夏の日に
先に行くからさそれでもいいからさ
誰かひとりのでもいいから
芽吹くための雨乞いを

目の前に広がる大きな宝石の波に飲まれて
1つになろう
僕達の余分を捨ててとどかないものなどなくなって、
時に青く、時に白く輝く宝石に
そしてもう一度形を得られたのなら
今度はその4分を大切に抱きしめられるよう
祈っておくよ

明日が来る頃救われる僕を愛してくれる誰かが
空を舞う雲に涙するうだる夏の日に
先に行くからさそれでもいいからさ
誰かひとりのでもいいから
芽吹くための雨乞いを
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