vintage

間違ってるかもしれないと
思いながらも足を止めずに
たどり着いたこのステージこそ
もしかしたら来るべき場所だったのかも

煌びやかな音も
華やか過ぎる街も
執拗なまでにかけられたエフェクト
飾っただけの自分らしさなんて
一つずつ外して

僕が輝いていたのは
照らしてくれた君のおかげなのさ
時を超え壁に並ぶ ヴィンテージのように
生きてきた証明を 生きてゆく証明を
するだけさ

ひたむきに描いた未来を
他の誰かに塗りつぶされぬように
君の人生は君だけしか
描けない芸術なのだから

時代遅れだとか
流行ってるからだとか
そんなのお構いなしでいいのさ
この世界中のどこを探したって
同じものはないから

出会えたことに喜び
そしてその分 別れも味わい
心から笑えず夜に縋るしかない
時もあっただろう
今 目の前にいる君は
どこへ向かう道の途中なのかな
お互いに年老いても 素直でいれば
また会えた時に 今より笑顔で
いられるさ

10年後僕は僕を
信じ続けることが出来るのかな
舞台裏にまで届く拍手の音に
応えられるように
ずっと笑い合って泣き合って
大切に心を磨いてゆくのさ
皺も染みも自分らしく
ヴィンテージのように
生きてきた証明を
生きてゆく証明を
するだけさ

どの瞬間も今が一番だと
言える僕でいたい
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