色褪せた街角

色褪せた街角
人恋し黄昏
夢たどる季節に
冷たい風

都会はいつでも 寂しく華やぐ
かげりを装おう くらしに慣れれば
心の扉さえ閉ざしてしまうのか

暮れてく街角 出逢ったお前は
冷たい笑顔を 自然につくれる
心に化粧さえするほど変わったか

あの時の別れは
又ひとつお前を
大人に変えていた
寂しい街

長く伸びた髪 とかした左手
変らぬ仕草も その薬指の
指輪があれからのお前を語ってた

遠ざかる背中に
最後の言葉さえ
かき消されてしまう
寂しい街

色褪せた街角
人恋し黄昏
夢たどる季節に
冷たい風
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