3月のウソツキ

昼を過ぎても 覚めない夢
あなたの声が頭を回る
くだらないこと思い出して
大事なものが分かりかけた

あなたがいなくても
今日はくるんだなあ
ほら 毎日に慣れていかなきゃな
顔を枕にこすりつけて
また夢を見るんだ

ぼやけた今日を生きていく
全部嘘であってくれと願うだけ
まだ少し肌寒い3月の日
終わりは始まりじゃない

冬を過ぎても 咲かない花
蕾を持っていること 忘れたの?
あなたの真剣な眼差しを
冗談を言って 裏に隠した

眠れなくても 朝はくるんだなあ
ほら 生活をはじめなくちゃな
優しい言葉ほど心を
えぐられてしまうよ

さよならだってはっきりと
言わないから
少し期待するだろ
ずっと一緒にいたいよ
泣いてすがればよかったのかな

あぁさっきまで隣で笑ってた
あなたを振り払って
笑った顔を作って
自分を呪った

ほら時計の針を早めて
今日を4月の2日目にするから
昨日のあなたの言葉達よ
嘘になれ 嘘になれ
ぼやけた今日を生きていく
割り切れない心さえ飲み込んで
違うどこかで生き続けていく
あなたを想いながら
僕も少しは進めるかな
×