疑え

夜のはじまり告げる
風のほとぼり冷める
静かな月明かりの下

俺の強気に見えるけれど
その実意気地のない姿は
とても理解されない

君は怒ってるとき
何もしてない俺に殴りかかる
でも果たしてこの世界の真相は正しいのか

疑え 俺たち夕化粧
わざと試しているのかもしれない
振り向け 同じ人間さ
ちょっと君のほうがストレートなだけ
って思うけどそれも引っ掛け?

5秒 悪気ない言葉
5時間 心晴れぬまま
顔出す太陽 目を閉じる

時間の無駄って分かってるって
俺の許せないプライド
実際のところ不甲斐ない一人負け

君は笑ってるとき
期待外れの俺を慰めてる
でも果たして俺の見てる世界は全てなのか

疑え 俺たち夕化粧
わざと優しくしたのかもしれない
着地は失敗してもいい
ふざけんなって立ち上がって理由を探せ
まあ今日も出来ないんだけど

疑え 俺たち夕化粧
わざと試しているのかもしれない
押し殺して 君のせいにして
また塞ぎ込んでしまうなら
いっそ空を身に纏って
朝になっても花を開いて信じてみて
それでも夕化粧
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