優しさ

待ち侘びた季節がまた
心を紡ぐ
冷えたコンクリートの上に
転がる花束を眺めて
横切ってゆく 冷えた風と共に
この靄も流れてゆけばマシなのか

車中、夜、一人 震えながら
怯えて何もできずにいた 私に
「大丈夫だよ、一人じゃないよ」
救いで掬い上げてくれた君がいたから

暖かさに触れて大人になる
私も君にそれが出来る様に
返すことではなく、与えることが
優しさを繋ぐという事
誰しも一人では生きられない
生きたいと思わせられる様に
私が出来ることなんてあるの?
側に居てはあげれるか

暖かさに触れて大人になる
私は笑顔で生きているよ
返すことではなく、与えることは
優しさを守るということ
誰しも誰かになれないけど
君が君のままでいられる様に
私に出来ることなんてあるか
今はわからないから
歌うよ、君の為に
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