どっち

最期の時 何を思う?
愛したこと 愛されたこと
君は分かる? 私はたぶん
どっち? どっち? どっち?

あんまりにも あっけなくて
奇跡が起こるには 早すぎて
これが何か 分からぬ程
心でも身体でも君を求めた

ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ
鼓動 胸の中数えた
誰も気づかないうちに
ひとり、静けさに温められた夜に
君が居た 優しくなれた

あの日ぎゅっと目が合ったその時に
さようならの時も見つけた
それなのに忘れられない日々を
また 重ねてしまうの

この世界に 永遠(トワ)がないと
知っていたよ 随分と前に
愛なんてさ、季節みたく
移ろって 移ろって 消えて行くなら

ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ
悲しいことばかり数えて
孤独に慣れていたいの
なのに 一瞬の優しさだけで
ほらね、元通り 幸せのせい

あの日ぎゅっと目が合ったその時に
さようならの時も見つけた
それなのに忘れられない日々を
まだ 重ねてしまうの

私のいつか
瞬きの重なりが終わる日の、いつか
思い出すのは 君を愛したこと
そうでありたい

あの日ぎゅっと目が合ったその時に
さようならの時も見つけた
それなのに忘れられない日々を
また 重ねてしまう

あの日ぎゅっと目が合ったその理由(ワケ)を
いつかの日に確かめたくて
それだから忘れられない日々を
2人は 重ねていくんだ
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