ときめきと風の中で

何時もと同じ毎日がまた終わろうとしている
夢を把いていた頃の色違いの毎日が今日は何故か恋しくて
気がつけば君のアドレスを見つめていた
時の流れに逆らうように君に電話をかけてみる
コールが鳴る度に心が揺れ動くよ
思わず電話を切る僕と身勝手なあの頃の僕が

輝いて ときめいて 何時だって微笑んだ
かけがえの無い風に包まれ
何一つ君にしてやれないままで
静かに時は流れていたんだね

何時ものように 暗い部屋のドアを開ける僕は
君が居た頃の明るさを手探りで探している
気付けばバスルームの明かりつけてアルバムを開いていた
あの頃の僕達は今の僕に何を語りかけるの
小さな勇気さえ持てない今の僕に
裸の心だけが 今日も震え続けているよ

輝いて ときめいて 何時だって微笑んだ
かけがえの無い風に包まれ
何一つ君にしてやれないままで
静かに時は流れていたんだね

そっとアルバムを閉じる
まるでみせかけの自分に戻るように
そんな僕の姿を消すように
電話のコールが鳴り響く
ときめきと一緒に

かけがえの無い君が今そこに居るから
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