歌い忘れていた歌

もしも君のその悩みが 誰かのものと同じだったとしても
悲しいけれどその痛みは きっと君だけのものだ
君が今抱えている悲しみの一つでも
僕が肩代わり出来ればよかった
綺麗事を並べて楽になれたのは きっと僕だけだったんだろう
だけどわかっていて欲しいのさ 僕らがこの縮まらない距離に
悩み悶えている時ほど 僕らは寄り添い合っている事を

情けなくても みっともなくても 恥をかいても かっこ悪くても
必死で生きている君が好きだよ
頑張れなくても 逃げてしまっても
負けてしまっても 立ち上がれなくても
自分が生きた道を信じていて欲しい
そうさこれが これが僕が
ずっと歌おうとしていた歌

人間はみんな不安なもの そしてひどく寂しがり屋だ
だから自分が選んだ道こそが 一番正しいと信じたいのさ
日々すれちがう価値観と 日々ぶつかり合う人生観の中で
大事な事を見失いそうなときは もういっそ全てを許してやれ
色んなやり方で僕たちは 真実に近づこうとしたけれど
だけどただ認めて欲しかっただけなんだ
こんなにも弱い自分がいる事も

情けなくても みっともなくても 恥をかいても かっこ悪くても
必死で生きている君が好きだよ
頑張れなくても 逃げてしまっても
負けてしまっても 立ち上がれなくても
自分が生きた道を信じていて欲しい
そうさこれが これが僕が
ずっと歌おうとしていた歌

人間はみんなひとりぼっちだ 君も僕もひとりぼっちだ
だから誰かの生き方を妬み蔑んだりしてはダメさ
生まれて生きてそして死んでゆく それだけできっと物凄い事さ
意味も価値も理由も証も要らない もっともっと自由でありたい
そして最後にもう一つだけ 君に何か言える言葉があるならば
「頑張れ」でも「愛してる」でもなく
どうか君よ 生きていてくれ

情けなくても みっともなくても 恥をかいても かっこ悪くても
必死で生きている君が好きだよ
頑張れなくても 逃げてしまっても
負けてしまっても 立ち上がれなくても
自分が生きる道を信じていて欲しい
そうさこれが これが僕が
ずっと歌おうとしていた歌
そうさこれが これが僕が
ずっと歌い忘れていた歌
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