故郷は僕に微笑む

あなたと出逢った日
線路は春に続いてた
一足早い季節が僕を誘ってた
今まですべて忘れたことなどないのに
何故だろうあなたの瞳に
すべてを忘れそう
誰かがこの僕を待ち 何かが歌う
今こそ黒い大地に希望という文字
描きに行こう
その時故郷は僕に微笑むだろう
その時故郷は僕に微笑むだろう

汽笛が消えた日
線路は夏に向かってた
萌え出している季節が僕を輝かす
子供の頃に旅して読んだ本の中
啄木に話しかけては
走ってゆくのさ
心の長いトンネル 一気に駆け抜け
今こそ青い大空勇気という雲
浮かべてみよう
その時故郷は僕を抱きしめるよ
その時故郷は僕に微笑むだろう
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