ゆうらん船

起き抜けの窓辺、寂しい香りで
ほら、ピントが滲んだ約束。

今にも泣きそうな空が 色を集めて

ゆうらん船の帆のように 僕達揺れれば
冷たい風が 髪を洗って
夢を見損ねた季節を 君が笑えば
もう何もいらない、もう遅いと気付くのさ

飴色に染まる壁紙、
想いは燻らして形を変えてく

雲から溢れでた空に 明日を感じて

ゆうらん船の帆のように 僕達揺れれば
微かに触れた 心隠して
その言葉尻から漏れた 君の優しさで
もう何も言えない、時に任せ黙るのさ

ゆうらん船の帆のように 僕達揺れれば
冷たい風が 髪を洗って
夢を見損ねた季節を 君が笑えば
もう何もいらない、もう遅いと気付くのさ
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