Seacandle Memory

晴れ渡る空に 白い雲の線
波打ち際の 君が眩しくて

砂浜に並ぶ海の家の隙間から
キラキラと覗く海を見てはしゃいでいた
あの夏の面影 追いかけている

ふたりの横を通り過ぎる潮風のいたずら
最後のコトバだけ聞こえなくて

134号線からの景色は変わらない
涙に霞むSeaCandle Memory

ふいに振りむいた君の長い髪が
夕やけに透けてオレンジに染まる

石段に座り僕の肩にもたれながら
海の向こうに沈む夕日眺めていた
あの夏の薫りを今も探してる

鵠沼海岸の商店街 人混みに逆らい
離れそうなその腕をひきよせて

あの日の夏の思い出が西陽に溶けてゆく
もう戻らないSeaCandle Memory

ふたりの横を通り過ぎる潮風のいたずら
最後のコトバだけわからなくて

湘南を照らす花火が江の島に消えてく
夏の終わりのSeaCandle Memory
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