パレットナイフ

君が誰でなくてもいいような気がするだけ 潜ってたいんだ
それって つまり ただの言い訳なんでしょう どこか違うんだ

シミだらけのブラウスを窓から投げて
変に空っぽになった
あるべきものが今ここにないのは
ちゃんとわかってる筈だった

君は何でも自分で決めちゃうんだよね
僕は二つ目の角を曲がって思い出していた
それでもいい それはそれでいい

何にも無い
これからはどうしようか
取り敢えずとか言ったって
でも明日を見に行く時は君と二人で
行きたいなって思ってるんだよ

君が誰でなくてもいいような気がするけど
それって何だろう

君は何でもだいたいで決めちゃうんだね
僕はおまけしてもらった気分で頷いていた
それでもいい
それはそれでいい
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