夢でも

忘れないでね 私のことを
忘れないでね あなた自身を
帰ろうかって 聞こえた気がした
坂道を下る 笑い声響く

漠然とした悩みも
明確に言わなくちゃいけなくて
名前呼んでみても
振り返る日々は来ない。

君の体温を確かめて
今日も明日も君と二人で
思い出す為の遊びをしようよ
忘れないでね 夢でも

忘れないでね 私の声を
隠さないでね あなた自身を
忘れないよね 馨を辿れば
君とまた出会う 君とまた会える

雑然とした部屋に二人
聞こえる音も無意識に遮れば
火照る顔を隠しながら
二人だけの話

君の体温を抱き締めて
胸の歪み、君の叫びが
襟に付く汗と染みてゆくように
「消えてかないでね」
言えなくて

夢の中で今君呼ぶよ
今日も、明日も、
君の事ばかり
冷たい空気がやけに暖かい
忘れないから 夢でも
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