あんなつぁ

長い坂を下って
街の片隅に蝉がみんみん
暑い日差しに照らされ
目が回って見えなくなった

朝は君と
起き抜けの街眺め
大きなあくびをしている
君が笑うのです

あんなつぁ

夜は君と
寝静まる街眺め
大きなあくびをしている
君が笑うのです

あんなつぁ

長い坂を登って
街は静かに灯をともして
僕の生活は変わらず
目が回って見えなくなった

夜は君と
過ごした日々思い出し
大きなあくびをしている
君はいないのです

あんなつぁ
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