七生報国

七度生れ 兄は征く
それが最後の あの音信(たより)
忘れはせぬぞ この胸に
血潮で赤く 書き綴る
あゝ 殉国の 文字二つ

御楯(みたて)と我等 選まれて
誓う祖国の 人ばしら
嵐を強く 越えながら
涙で祈る その栄
あゝ ひとすじの 臣(たみ)の道

この日の丸を うち振って
明日は野の露 草の露
姿はたとえ 代るとも
心は永久(とわ)に 死ぬものか
あゝ 愛国の 火は燃える

今こそ開け 一億の
赤い忠義の さくら花
七度生命(いのち) 大君に
捧げて作る 大アジヤ
あゝ 沸(たぎ)りゆく この心
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