愛しき八ヶ岳

森かげの小径よ
おもいで語る小径よ
ゆれる野辺の花に

寄りそう二つのかげ
ああ愛しき八ヶ岳よ
唄は流れてゆく 胸に熱く

燃えるような峰よ
夢からさめた小鳥よ
若葉のささやきよ
朝焼けの高原よ
ああ愛しき八ヶ岳よ
ゆめは満ちあふれて 心を揺する

見上げる星の空
月の光(かげ)にねむる峰
木(こ)の間がくれの灯は
倖せにゆれている
ああ愛しき八ヶ岳よ
安らかに時は 流れゆく

ああ愛しき八ヶ岳よ
安らかに時は 流れゆく
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