赤い糸の伝説

人は生まれながら 赤い糸で結ばれている
そしていつかは その糸をたどって めぐり会う
しかし その糸は 細くて 弱い

あなたと僕の 小指の糸が ほどけない様に 結びましょ
明日の朝は 汽車に乗るあなた 別れに涙は つきものと

いやなんだ いやなんだ やさしいあなたを ひたすら待ち
年をとる悲しい僕に なりそうな気がして

誰にも見えない 赤い糸が二人をつなぐという

キャラメルほおばり ほほふくらませ あなたと並んで 歩きましょ
あなたの口びる ひとさし指で そっとふれても いいですか

だめなんだ だめなんだ じょうだんも言えずに くだをまく
あなたが女じゃなかったら なぐってやるのに

遠く離れてしまえば 愛も 消えてしまうという

こわいんだ こわいんだ あなたの写真を みながら
あなたが思い出になってゆく そんな気がして
手紙書くだけで心の糸が つながっているだろうか
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