おもいでばなし

2人の別れを急かす様に
やけに朝日は明るく見せた
「思い出は夜に置いてきたから
私は1人で大丈夫だよ」

「素直でいてね」なんて君に
ねえ素直に全部を伝えたらさ
きっと僕は君を傷つけるから
なんて素直に全部を受け取るなよ

2人のこの日々を
思い出に僕はしたいから
ずっと傷つけてばかりでごめんね
泣きながら眠った君に1人呟いてる

明日の天気は晴れだから
お気に入りの服で出かけようよ
心も曇った休日に
見えなくなった君の気持ちに

めんどくさいほど
余計なものがありすぎた世の中で
2人だけみたいにキスをした
「戻ろう」君が泣いていた日々を
僕が愛で返せる様に

2人のこの日々がいつか思い出になったら
「きっとその時はどうか幸せで」
なんて言えるわけないのに

2人のこの日々を忘れたくないって思うから
「今まで傷つけてばかりでごめんね」
泣き疲れて眠った君に1人呟いてる
電話を切って、髪を切って、それじゃあね
綺麗な思い出になる様に
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