気がつけば 窓を打つ 涙みたいな雨
寂しさを堪えている 私の代わりに

助手席で見つめても 横顔は遠くて
いつからか言葉さえも 空しくすれ違う

哀しみだけが スピード上げる
あなたが何を云おうとするか 知っているから

雨よ、激しく冷たく 強く降ってよ
別々の道 通れぬように 強く降ってよ
雨よ、激しい嵐になって ずっと止まないで

出会った日 あの時もガラスみたいな雨
あの日から 何度ここを送ってくれただろう

どうして二人 終わりが来たの?
答えの出ない想いがそっと 頬を流れる

雨よ、激しく冷たく 強く降ってよ
「さよなら」なんか聴こえぬように 強く降ってよ
雨よ、激しいドラムのように もっと音をたてて
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