GOLD

生まれ備わった無情な不条理で
影を踏ませて飯にありついた
心も次第に異形に変わって
歓声も罵声も聞こえなくなった
はじめての孤独はそれで凌いだ

夜が更け 闇が増して
馴染んでゆく 溶けてゆく
こんなちゃちな運命でも

ほら ずっと探しているんだ
今ここにいるワケを ここじゃない何処かに
このままじゃ張り裂けそうさ

ほら 誰かをつまはじいて
情熱を傾けて夢の続きを描いても
寂しさは拭えない

確かなものはこの温度だけ
心通っていても 心通っていなくても

重い空の下 平気なフリをして
目を腫らして闇をさらって 街を抜け出した

声は枯れ 心は砕けて
静まり返る世界の真ん中で
君が声を上げるなら

ほら ちゃんと伝えたいよ
ありきたりな言葉しか知らないけれど
このままじゃもどかしいや

ほら 誰かが聞き耳を立てるから
簡単に怒ったり泣いたり
できるわけないとしても

このままじゃ 僕は 僕は

もう 何にもいらないよ
未来全部君にあげるから
手をつないで

ほら ちゃんと伝えたいよ
ありきたりな言葉しか知らないけれど
このままじゃもどかしいや

ほら 誰かが聞き耳を立てるから
簡単に怒ったり泣いたり
できるわけないとしても

確かなものはこの温度だけ
心通っていても 心通っていなくても

目指したいのはスタンドバイユーなエンディング
光溢れていても ずっと真っ暗闇でも
×