僕は独りだ

愛想笑いで誤魔化してた
本当の事を言えなかった
大切なものを見落とした
僕は独りだ

敷かれたレールの上を走って
またほら 今日も同じ道
通り過ぎて行く景色を見て
自分から目を逸らす

「そうじゃない」
「こんなはずじゃなかった」

なあそうだろう? そうだろう?
言い聞かせてた
不安でさ

後悔の連続ばかりで 失ってばかりなんだ
失敗も後悔も全部 やり直したいのに
失って初めて気付いた 与えられてばっかの僕だ
だから僕は独りだ

あの日の後悔が今日も過(よぎ)る
今でもずっと 繰り返し
窓辺の景色に思いを染めて
日常に目を逸らす

「いつまで」
「ずっとこのままなの?」

どうして どうして
わかりあえずに
いつまでも

失敗の連続ばかりで 間違ってばかりなんだ
人生も関係も全部 やり直したいのに
間違って初めて気付いた 諦めてばっかの僕だ
だから今もこのまま

記憶さえも 心さえ 灰になる
霞んでゆく過去 傷口とまぼろし
痛みも忘れてしまうなら
思い出すよ ここに在ったと
だから僕は

後悔の連続ばかりで 失ってばかりだった
失敗も後悔も全部 やり直したいんだ
今更 初めて気付いた いつだって馬鹿は僕だ

だから僕は独りだ
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