頂上

夢を抱(かか)えて 幾山河
踏み越え乗り越え 今がある
頂上(てっぺん)見たきゃ 頭(こうべ)を垂(た)れて
一から出直す 旅もある
時にいったん 足を止め
おいらの来た道 振り返る

苦労辛抱 背負(しょ)いながら
どうにも登れぬ 山もある
頂上そこが 終わりじゃないと
明日を信じて 生きて行く
いつか下山を 決めたときゃ
おいらを労(ねぎら)い 褒めてやれ

山は青葉に 色がつき
雪解け待たずに 春が来る
頂上仰ぎゃ 遥かな富士と
桜(はな)あり酒あり 感謝あり
そんな余生を 送れたら
おいらの人生 御の字さ
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