あいたい

随分と流れた時に何も残ってない気がして
振り返ると足跡にも埃が被ってた

なんとなく春を待って気付けば夏が来て秋を待ち望んで崩れる冬が来て
今何してるの? どんな風に眠りについてる?

今あいたい あなたに ただあいたいのすぐに
三日月の空に手を伸ばしては あの日の写真を見返して
スマホの中に居場所を探して 埋まらないままの手帳を見てた
また春がくる あいたいんだ 桜の木の下で

遠くても離れてても大丈夫と思ってたの
遠回りした分だけ強くなれる気がしてたの

それとなく嘘ついて思い遣りを真似て本当に欲しい言葉飲み込んで笑って
重くなるだけの愛じゃなくて当たり前を重ねてたい

今あいたい あなたに ただあいたいのすぐに
こんなにも長くて暗い夜はもういらない

約束果たせないまま離れたりしないでよ
ちゃんとこの空に願いを込めて
どんな困難だって乗り越えてゆけるとこの声を捧げよう

今あいたい あなたに ただあいたいのすぐに
三日月の空に手を伸ばしては 優しさが染みて痛いよ
スマホのライトを高くかざして 一番星にもなれたらいいな
また春がくる あいたいんだ桜が咲く頃に 桜の木の下で
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