魔法が解けたら

あなたが好きなものは
私だって全部好きになりたいの
あなたがしたい事は
いつだって隣で見ていたいの

助手席で歌う君
ふたりだけの夢の国へ
連れて行くよ

きっと運命とはもっと単純でさ
占いも赤い糸もあてにならないよ
なんて僕が言えばどうせ笑いながら
「どうしたの?頭打ったの?」ってからかうんだ
そんな時間が、好き。

あなたの隣にいれば
私も少しだけ強くなれるんだ
あなたの歌を聴くと
どんなに落ち込んでたって忘れちゃうわ

そんな日々もさよなら
笑い話くらいになれば
よかったのに

「もっとあなたと一緒に行きたいところ
あったのに、それなのに…」って泣かせてばかりだ
ほんとに約束も守れないでごめんな
夢の国 幻になってしまったみたいだ
こんな自分が、嫌。

あぁこの曲まだ覚えてた
口ずさんでしまったりして
“もう他の誰かとは歌えないや”って知ったんだ
ふたりだけの時間も、魔法が解けたら
もう僕は、君は、行かないとね

グッナイ愛しい日々。僕の中でおやすみ
悲しいも楽しいも許されぬように
どうせならこのまま、君の方はこれから。
『幸せに』って他人事みたいだ。でもそれで良いんだ
こんな僕で、ごめんな。
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