こっちを見てる

帰り道走り抜けて 誰にも見られたくなかった
電車に乗るのも 恥ずかしくてやるせなかった

夜の線路沿い 風は気持ちいいなあ
通り過ぎる人みんな冷めた目をして怖いよ
全部から逃れたいのに

馬鹿な奴らがこっちを見てる
冷たくスマホ見ながらこっちを見てる
ベタついた視線がこっちを見てる

最終乗り遅れて 歩いて帰るしか無かった
途方にくれても 知らない奴にすがりたくはない

空気読むのは今日も上手くいかない
急に遠くにいるような器用な奴はずるいよ
不真面目じゃいられないのに

馬鹿な自分がこっちを見てる
冷たくスマホ見ながらこっちを見てる
ベタついた視線がこっちを見てる

車のライトがこっちを見てる
冷たく興味ないのにこっちを見てる
ベタついた視線は本当は誰だ?

馬鹿な奴らがこっちを見てる
冷たくスマホ見ながらこっちを見てる
弱気な自分がこっちを見てる
空虚な気持ちは向こうへ投げて
最後まで走って私が見る番
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