ミドリムシのうた

雨のしずく数えられる人がいるなら
ああ それは無力な今の僕なのさ

知らないうちに形変える
雲を眺めていたら
風に吹かれて遠くへ行きたくなった

僕のスニーカーで踏みつけても
気付けないくらいに小さな
君の痛みをわかりたい

その透き通る蒼さを
守れるように強くなりたくて
こらえた涙の数には必ず
意味があるから
うまく笑えないときには頼ってよ

考えすぎず一つ深く息を吸いなさい
いつかのだれかの言葉を思い出して
ちょっとだけ救われた

人は全てのものにいつでも
名前を付けたがってしまうけど
君の瞳の火は消せない

その透き通る蒼さが
あふれるたびに優しくなれるんだ
君が放つ光がこの星を
照らしてるから
手が凝る季節には温めるよ

晴れ渡る空
さっきまでの憂鬱を笑いながら
水たまりの向こう側
知らない世界が広がってる
なんて思わせぶりな日曜の午後

その透き通る蒼さを
守れるように強くなりたくて
何億年も続く歴史の中で
出会えた僕ら
この先を共に刻んでいこうよ

温かな両手に
憶えたあなたの愛 忘れない
次は僕が君へ繋いでいこうと
決めた日から
どんな暗闇も怖くなんかないよ
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