KAKITSUBATA

手をとって歩いていた二人、坂道の途中
僕は一人空を見上げ懐かしき日々想う

六月の五月雨 あの人を想う夢

恋しくて恋しくて飛び出した今、朝の光に叫ぶ
愛している あの人を愛している

石畳香る季節 遠いあなたにも
どうか届きますように 心痛まぬように奏でてます

やがてまた恋時雨れ あの人を想う夢

寂しくて苦しくて眠れない今、強く生きるあの花
また逢えると 雨の中 咲き続けよう

六月の五月雨 あの人を想う夢

恋しくて恋しくて飛び出した今、朝の光に叫ぶ
愛している あの人を愛している
カキツバタ 願い咲く花、雨に濡れ強く美しく朝が来る
その時に僕はまだ君を、君を想っていた
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