次の朝へ

何から伝えればいいだろう
よくわからないけど
これが最後の朝食だねって
焦げたパンを頬張る

人の数だけ普通があってその逆もあることも
近過ぎるだけでは見えない
いつも変わらない優しさがときに切ないことも
あなたと出会わなければ知らなかったよ

ありふれた言葉が部屋中舞うけれど
どれも違う気がするからもどかしいな
まだ寝ぼけてるふりをして
その目を擦ったなら次の朝へ

言葉にならない感情は
大事にしまうから
2人がここまで重ねてきた
日々を思い返してる

足音1つで機嫌の悪さが手に取るようにわかることも
口が裂けたとしても言えない
あなたはあなた私は私別の人だから
あなたと笑える今日を愛しく思った

それでも本当は切ないはずなのに
思い出が綺麗すぎるからもどかしいな
いつもの場所靴をはいて
ドアを開いたなら次の朝へ

眩い光がすぐそこにある
あなたの知らない未来への道
眩い光がすぐそこにある
どこまでも続く未来への道

ありふれた言葉が部屋中舞うけれど
どれも違う気がするからもどかしいな
ぎこちない笑顔背中に受けて
その目を擦ったなら次の朝へ

いつだって自分は自分で
同じように他人は他人で

分かり合えるなんて思ってもみなかったよ

どうして切なくなるんだろう
どうして愛しく思うんだろう

「ありがとう、さようなら、こんな私を許して。」
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