青いペディキュア

灼けた素肌が騒ぐシーサイド
なんだか君が大人になって見える
たくし上げるマリンのボーダー
目が合うだけで 僕に夏が来る

ふざけてばかりで 本当の気持ちは
言えずにまた今日も 針は進んでく

ペディキュアとサンバイザー 束ねた長い髪
焼き付けた君のシーンは タイムラプス
何回も なんか…言おうとしたけどダメだった
「大好きだ。」君のことが誰よりずっと

ラムネのビー玉のような
気持ちが胸でカラカラ鳴ってみせた
平静装ってみたってほら
触れた指先 汗がひとしずく

やっとの会話も テンプレの一言
疲れた影伸ばし 陽が暮れてゆく

夏風にオフショルの 白いフリル揺れて
見惚れてたその横顔 スローモーション
この気持ち伝えたら 壊れてしまうかな
「大好きだ。」君のことが前よりもっと

もしこの恋に色があるとしたら
ちょうど そのペディキュアと同じ色かな
いつしか容量がいっぱいになった
頭の中のフォルダ
色んな「愛しい」「切ない」「苦しい」「会いたい」
君だけで溢れていた

ペディキュアとサンバイザー 束ねた長い髪
焼き付けた 君のシーンはタイムラプス
何回も なんか…言おうとしたけどダメだった
「大好きだ。」君のことが誰よりずっと
×