ナニモノローグ

沈む世界 あの日から耳塞ぐ青いノイズ
降りしきる 街の中ひとり歩く
憧れは 呆気なく両手からこぼれ落ちる
冷たさだけが また残るの

思い出す ワンシーンは黙ったまま俯く僕らに
その雨はいつもさみしい目をする君の
横顔によく似てる

誰も追いつけない速さで
今 ふたり孤独になろう
劣ってると思ってる 世界では無価値でも
何者になれなくても構わない
君と明日を見に行こう

「どこまで行くの? 楽園って遠いね。」

口噤(つぐ)む間にも 世界に置いていかれるから
歌うの 泣けないままでも

さみしさ連れ去って遠くまで行けたらいいのに
止まない雨の向こう側へ君の手をとる
この瞬間(とき)だけが永遠

何も失くしてない揺るがない
今 ふたり行方は彼方
踊ってる嗤ってる 惨めな僕の影
どんな苦しみでも楽園まで
傷引き摺って歌えよ

何者になればいい?まだその答えは知らないで
もがきながら進め 絶望だとしても

誰も追いつけない速さで
今 ふたり孤独になろう
祈ってる 誓ってる 折れない言葉で
この孤独 救われたいわけじゃない
君と明日を見に行こう
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