ラブ、アゲイン

さよならと きみがつぶやいた
なんて ありきたりで くだらないぼくら
だまされたよ

なにが ぼくらを 暗くさせた
ただ 幼すぎたのか
それとも きみが
かわったのか

英雄のなりそこねが きみで
それを信じたばかが ぼく

ありきたりな ぼくらの
ありきたりな 最後のシーン
抱いても くれないなら
せめて 先に出ておくれよ

あれから 一度だけ見かけた
きみは まるでぼくになど目もくれずに
笑っていた

しあわせになんか ならないで
だれかのふしあわせに かなしむ
きみを あいしていた

英雄では なくても
ともだちとしてでは なくても
もう 朝がこなくても
すべて まぼろしでも

ありきたりな ぼくらの
ありきたりな 季節の中で
まだ いまも思い出す
幼すぎた ぼくらの

ラブ、アゲイン
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