夢想家のワルツ

朝 目が覚めている
沈んだ陽はまた昇る
狂った人々は未だ
傷つかないよう 目を逸らしてる

夜は全てを知っている
僕らそれを知らないまま
腐った路地の裏側で
気付かないよう身を潜める

夢を見ている

君の目に映った光が
夜を照らし歩いて行けるようにと導いてくれる
君の手を握り 今日は何処へ行こうか
誰もいない街の片隅へ溶けていく

言いたいこと 言えないままの赤子
知りたいこと 知れないまま死にゆく
変わっていたよ 変わっていったよ
叶わないこと 譲れないもの
分かっていたよ 分かっていったよ
あの地に咲いた花の果てを

君の目に映った光が
夜を照らし望んだあの楽園へと連れ去ってくれる
君の手を握り今日は此処へ行こうぜ
誰もいない街で叫んだ声は届かないようだ
忘れられない夕景
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