青と青

疎ましい自分を嫌いながら生きていけるほど
憎い心を押さえつけながら生きていけるほど
楽な暮らしではないし 今だってやることは山積みで
それでも君にだけは嫌われないように
なんとかしようとしてたんだ

映画や漫画みたいなさよならが どこか遠いとこで起こってるみたいで
現実味のないまま 離れていく暮らし方を
安いアイスで思い出しちゃうような

腐った恋だった 鈍った感覚を 取り戻す前に
君はきらきら光って どこか遠くへ ついてゆけたなら
自分のこと少しでも 可愛がれるようになれてたかな

とうに死なないだけの日々を持て余すばかり
馬鹿にされてるなんて妄想 膨らんでばかり
また同じような間違いで 今だって間違いつづけてる
分からないふりしてたら本当に何も分からなくなっちゃったんだ

いつか幸せになれるなんて 他のどんな楽しいことも 勝てないのに
疲れ果てた朝にも 清らかな夜にも その手がいちばん優しかったのにね

縋った憂鬱が 知らない顔して 置き去りのまま 君のずるさも
愛していたからさ 濁った目の下で 溜まった言葉を吐いてしまったなら
見つめ合うことももうできないのに
どうしていつでも うまく出来ないんだろう
どうしていつでも うまく言えないんだろう
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