煌めき

「さよなら」言えずに
「またね」と呟く
あなたは知ってるでしょ?
こんな僕の迷いだって 痛みだって

不意に口ずさんだ
懐かしいあのメロディー
昔あなたが教えてくれた
切ないラブソング

そばにいるような
手を伸ばせば届きそうな
願いを浮かべては滲んでいった

いつかはあなたと違った人と
巡り逢い 恋をしてしまうのかな だけど
あなたをこんなにも想った
その煌めきは永遠に消えないんだよ

ああ 消せないんだよ

「さよなら」告げそうなあなたの唇
思わず目を伏せたの
いっそのこと「嫌い」だって言ってみせてよ

ちいさな幸せも 不器用な約束も
あなたがくれた だから大切にしていたいだけ でも
そんな恋もあったと
割り切るにはあまりにも切ないものだね

いつかはあなたも違った人と
巡り逢い 恋をしてしまうのかな だけど
ああ 忘れることなどないんだろう
二人がここにいたことを
その事実を

確証なんていらない
理屈じゃどうしようもない
結末のページはまだめくらないでいて

「さよなら」あなたと違った人と
巡り逢い 恋をしてしまったとしても それでも
あなたをこんなにも想った
その煌めきは永遠に消えないんだよ

ああ 消せないんだよ
×