月の砂漠

始まりはいつも僕のブルー
困らせたいのさ
悲劇をただ待つのに飽きてさ

今の僕の醜態すら
可愛いものだろ
誰を傷つけることすらできない

サイレンが響くモーテルで
終わらせたいのさ
どこか遠くまで嘆きを届けて

一枚の写真のような
幸せを夢見て
泣く代わりにただ黙っている

月の砂漠でワルツを踊ろう
運命なんて気休めだろう
諦めていつ好きになってくれる?
夜明けの鐘はまだ遠い

溺れるような恋だって
寂しいままなのさ
温もりから抜け出せないだけ

冷たい夜明けを待つコーヒー
ただ息を吐くのも
疲れ果て花瓶を見ている

月の砂漠でワルツを踊ろう
夢は必ず醒めるものだから
諦めていつ好きになってくれる?
夜明けの鐘はまだ遠い

道端に咲く花の名前なんて知らない
これからも気にかけることはない
僕がそうだったように
勝手に君に触りたい
傷つけてみたい
許してほしいなんて言わないから
君が僕を自由にして

月の砂漠でワルツを踊ろう
運命なんて気休めだろう
諦めていつ好きになってくれる?
夜明けの鐘はまだ遠い

始まりはいつも僕のブルー
困らせたいのさ
悲劇をただ待つのに飽きてさ
×