暮らし

暮らしだけがただ続く 何もないこの町に
赤く焼けた夕陽が 山の端へ沈んでく

肌を合わせて 海へ向かう歌を歌おう

愛など知らぬ お前だけだ、お前だけだ
低く飛ぶ鳥が きっとお前を連れてきてくれる

疲れ果てた体が ただ浮かんでいるようだ
月のないこの夜に 生活が生きている

痛い程の優しさだけを 掴んでいい

愛など知らぬ お前だけだ、お前だけだ
低く飛ぶ鳥が きっとお前を連れてきてくれる

お前の影に口付けよう 何も知らずそばに置いてくれ
低く続く秋の空が この町を包むように

愛など知らぬ お前だけは自由だといい
俺には今きっと お前だけだ お前だけなのだ
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