紫電一閃

この世は移ろいゆくもの
其れもまたあわれ
いつか散りゆく運命でも
晴雲秋月(せいうんしゅうげつ)であれ

然(さ)れど現世(うつしよ)は命軽んじて
使い捨てるも止む無しと
吐き散らし愚かなり

貫け 紫電一閃の其の刃
腐り切った世界に
ここで生きてゆく覚悟ならば
志 遥か高く
其の身深く刻め 己賭けて挑め

有象無象ひしめき合う こんな世の中じゃ
大切なものも ふと見失いそうになれど

弛まぬ想いを 胸に抱きながら
決意の灯火(ともしび)絶やさず
我が道をいざ行かん

突き抜け 天舞う龍の如く
八雲 切り裂き進め
驕り高ぶる事など勿(なか)れ
御心(おこころ)忘るべからず
叢雨(むらさめ)に降られど
決して消えぬ炎

たかが偶像 然(さ)れども
魂が宿れば
血潮の通う一つの生となる

悪戯に手放してはならぬ
唯一無二の人生
ここに生まれ出(い)づる其の意味を
強く強く示せ

貫け 紫電一閃の其の刃
腐り切った世界に
ここで生きてゆく覚悟ならば
志遥か高く 其の身深く刻め

己賭けて挑め
命続く限り
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