刻印

夢生まれては消えぬようにと何度願った暁の陽炎

いくつもの光がまた照らす窓辺に花が咲く
翳みゆく景色の中ただ確かな意思と共に

数多の星が輝くように必死に
この世界で理由を探して
ひとつひとつ意味があると
知ってるはずなのに

儚く揺れて散っていかないで
思い込めたひとひらの花よ
この灯は偽物じゃない
指の先に伝わり続ける
熱は確かな証明だから
その魂(こころ)はまだ動きつづけるの
刻ませて幻にさせない

いつかの夢の続きを想うたびに揺れる炎
繋がり続ける限りまだその道は続くだろう

生きてく事は容易くない
それでもきっと魂(こころ)は叫び続けてる
紅く紅く染まる空の果て届くように

さざめく世界今宵の宴を
幾千の灯(ひ)と共に語り合おう
ただの想い出にならないように
何故早々に消してしまうのか
幾重にも重ねた印を
深い深い場所で咲き続けよう
“運命(さだめ)”だと信じられるように

まだ気付いていないのだろう
全ての灯(ひ)が美しい事
遠く響いてくその声を待ってる人がいる

儚く揺れて散っていかないで
この世にひとつ咲き誇る花よ
その灯は偽物じゃない
幾千幾億繋がり続ける熱は確かな証明(あかし)だから
その魂(こころ)が動き続ける限り
刻印は幻にさせない
生きよ果てなどない自分だけの道を
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