hope

瞼閉じれば暗闇に残っている
信じ合えずに求め合う空虚な夜

君が抱く深淵はそう 全てを奪い去った
踏み込んでしまった僕の目に 真実を突き付けて

焦がれるように手を伸ばした 未来は幻のように
跡形もなく消えていった 季節だけが過ぎていく

引き寄せるたび傷跡が刻まれて
突き放すたび喪失に狂わされ

嘘に染まる物語は 二人を引き裂いた
幕が落ちて明けた朝に 逃げ道を残して

訳もなく追いかけていた 未来は陽炎のように
灼熱に溶かされていった 季節はまた過ぎていく

纏っていた苦しみを 脱ぎ捨て歩き出そうか
何もない精神(こころ)に造った 希望を胸に秘めながら
×